令和3年度一般会計予算はコロナ禍の影響で税収が昨年度と比べ1,022,202千円落ち込む中で、包括予算継続による支出の抑制に加え、基金を有効に活用にした債券運用益やふるさと納税制度の拡充及び国府の補助事業など幅広く財源を生みながら巧みに収支均衡の予算編成に仕上っています。
令和3年度予算のポイントは長引くコロナ禍により疲弊した市民生活を如何に守り支援する予算なのか、そしてポストコロナ禍における地域活性化に如何に取り組み、どう新しい生活様式に移行させる予算なのかであります。
具体的には本市において磐石なワクチン接種体制を構築すること、そしてコロナ禍で生活に苦しむ市民を誰人も取り残さない地域共生社会実現に向け市全体で取組む姿勢を明確にすること、加えて一昨年昨年と2年連続で取得した3つの日本遺産を起爆剤として市内公共交通機関の下支えや地域活性化を図ること、更には赤峰広場やノバティー平面駐車場を含む旧保健センター跡地利用に向けた目に見えるアクションを起こすなど本市の未来に希望を与えることだと考えています。
大原一郎は会派公明党を代表し、上記ポイントを見誤らないよう予算委員会に臨みました。結果として公明党ならではの提案・要望が盛り込まれましたので本書面で紹介いたします。
芸術家の支援強化へ
公明党の浮島智子文部科学部会長(衆議院議員)は3月27日音楽と光の演出で河内長野市の魅力を発信するイベント『観心寺音絵巻2021〜花と北斗七星を詠う〜』の開演に先立って、作曲家サキタハジメ氏と島田市長並びに公明党市議団とコロナ禍における文化芸術活動などを巡って懇談しました。同イベントは浮島議員の紹介で文化庁予算を活用し作成されました。
【コロナ感染対策】
●高齢者のワクチン接種場所への移動支援、バス・タクシー運賃補助事業
対象:令和3年度中に65歳に達する市民
(昭和32年4月1日以前生まれ)
枚数:バス・タクシー共通券1人4枚
(2回接種の往復分)
使い方:バス⇒市内の乗り降りが1回無料
タクシー⇒初乗り運賃680円の支払いに利用
●薬局薬剤師の方々への慰労金の支給
コロナ禍の中、地域医療に従事しながらも2次補正では慰労金の対象にならなかった
薬局薬剤師の方に一人1万円を支給します。
●妊産婦の方へのタクシー利用費助成
コロナ禍の中、各種検診・予防接種を受けなければならない妊産婦の方にタクシー
利用料金助成を行います。
【地域経済支援・活性化策】
●大阪府の営業時短協力金や国の一時支援金の対象から外れた市内事業者へ
の支援金給付
対象:国・府の支援対象から外れた事業所等で今年2月3月の売り上げが
昨年、一昨年の何れかの月よりも30%以上の落ち込みがある事業所
●キャッシュレス決済プレミアム事業
期間限定でキャッシュレス決済をすると料金の20%を還元します。
お楽しみに!
●地域通貨モックルカード促進事業
観光ポイントに加え健康活動ポイントやボランティアポイントも加算する
仕組みになり、若者を地域コミュニティーに引き込むきっかけ作りにもな
ります。
【地域経済支援・活性化策】
●パソコン生徒一人1台に対応した個別学習用デジタルドリルの配備
生徒一人一人の習熟度に応じて反復学習できる便利なデジタル教材
●河内長野市手話言語条例の制定
障害者の権利に関する条約及び障害者基本法において、手話が言語であることが位置づけられています。市は手話が言語という認識のもと、全ての市民が、相互に人格及び個性を尊重し合いながら共生することができる地域社会を目指しています。(令和3年4月1日施行)
●市内保育所のICT化の支援
保育士が働きやすい環境整備、保育士の確保につなげます。
●認知症個人賠償責任保険事業の実施
認知症の人がトラブルや事故を起こしても、本人やその家族を支える街づくりとして保険による救済制度。
【防災・減災】
●マンホールトイレの整備
災害時の避難所施設の環境整備のため市内の小中学校3校に整備を行い、災害対応強化を図ります。
こちらをごらんください。
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